もしかすると日本は世界で一番のワクチン接種国になれるのか!?
2021年08月30日
新型コロナに疲弊してしばらくブログを怠っていました。先日来の若い世代を対象とした渋谷でのワクチン接種を受けて表題のようなことを考えたので綴ってみました。
国立精神・神経医療研究センターが今年2月にインターネットで全国の15歳~79歳までの2万3000人余りにアンケート調査を行った結果,以下の回答が得られました。
●接種したい 35.9%
●様子を見てから接種したい 52.8%
●接種したくない 11.3%
当時は意外に接種したくない人が少ないなと思っていた。SNS等でデマが流されて多くの若者が接種したくないという報道が頻繁に流されていたから勘違いしていたのだろうか。
接種したくない年齢層の内訳は
●15歳~39歳 約15%
●65歳~79歳 約6%
やはり若い人の方が年配者より接種したくない人は多いことは事実である。
接種したくない理由は
●副反応が心配だから 73.9%
●あまり効果があると思わないから 19.4%
と,副反応に対する心配が圧倒的に多い。
ところが,ご存知の通り8月27日から東京都が渋谷で若い世代向けに予約なしの先着順でワクチン接種を始めたら,大勢の若者が未明から大行列となって,摂取できない人が続出。翌28日からは抽選券を配る方法に変更したが依然として倍率は非常に高い状態が続いている。もう少しスマートな方法はとれなかったものかと思う。
一方,世界のワクチン接種率は
●全世界の平均接種率は39.7%
●1位が中国で77.4%,以下カナダ,フランス,イギリスと続き70%以上が接種済み
●懸賞まで付けているアメリカは61.6%,お隣の韓国は55.8%,次いで日本は54.8%が接種済み
という状況である。日本はやや出遅れているものの,接種したくない人の割合は冒頭の10%程度なのである。今後ワクチン供給が進み,それ以外の人が摂取すれば日本は世界でもトップクラスのワクチン接種国になるのではないかと考えるのは私だけだろうか。