花粉症の人は癌になりにくいという新聞記事
2022年03月16日
2022年3月16日の日経新聞に興味深い記事が載っていましたのでご紹介します。
癌は日本人男性の3人に2人,女性では2人に1人が罹患する国民病ですが,花粉症も日本人の3割近くを悩ませています。
一方で,癌は全体の6割,早期であれば9割が完治しますが,花粉症は一度発症すると完治することは稀なようです。
東京都の調査では昭和60年前後の都内のスギ花粉症の有病率は1割程度だったのに,平成28年では5割近くに上ったとのこと。
さて,本題についてですが,花粉症を発症していると,癌による死亡率が約半分になるという研究結果が東大の研究グループから出されました。
また,花粉症の人は,膵臓がん,大腸がん,脳腫瘍の発症リスクが大きく低下するという調査結果も出ています。花粉症のようなアレルギー症状を持つ人は癌に対する「免疫監視機構」が強化されている可能性があるとのことです。
毎年この季節になると花粉症の人は本当に辛いと思いますが,良いこともあるということでポジティブにお過ごしください。