石神井公園に行ってきました
2018年06月25日
先日石神井公園に行ってきました。石神井公園は三宝寺池と石神井池を囲む自然豊かな公園で、その内三宝寺池は吉祥寺の井之頭池・杉並の善福寺池と共に、武蔵野台地三大湧水池と知られていました。しかし昭和30年後半から湧水が減少し、今では各池とも深井戸を掘り揚水して水を供給しているとのことです。湧水減少の要因は宅地造成により市街化が進んだため雨水の地下浸透が減少し、また地下水の過剰な汲み上げも一因ではと言われています。
三宝寺池の自然は昭和10年、文科省から「沼沢植物群落」として国の天然記念物に指定され、平成11年には「三宝寺池の鳥と水と樹々の音」が「残したい日本の音風景100選」に選ばれています。池周辺を散策すると、東京の中にこのような自然が残っているのかと感嘆した次第です。池の中には厳島神社、その周辺には氷川神社、三宝寺池由来の三宝寺、道場寺などがあります。また鎌倉時代中期~末期に築城されたと考えられる中世武士の豊島氏の石神井城址があり、東京都指定の文化財史跡となっています。自然観察の好きな方は是非訪れてみてください。
三宝寺池のハス 三宝寺池の水源(湧水OR揚水?)