コンビニの24時間営業に思う
2019年03月07日
先月からコンビニ本部とフランチャイズオーナーが「24時間営業」をめぐって対立している。報道によればオーナーが人手不足を理由に、深夜時間帯を休みにし、24時間営業を変更。本部から契約違反を理由に違約金を請求されたいう。今ではコンビニはどこでも24時間営業は当たり前となっている。しかし今働き方改革が進められ、少子化の問題や人手不足が全業種で問題になっている中でこのような営業形態が今後も持続するのか考えさせられる。コンビニの深夜時間帯の売上がどうなってるかはわからないが、本当に全国全てのコンビニの深夜営業が必用か、深夜にほとんどコンビニを利用したことのない私には?に思える。
私の世代の若い頃は、お正月の三が日はどの店も殆ど休みで4日からしか営業していなかった。今では元旦から殆どの店が営業しいつでも買い物可能で非常に便利になった。また殆どの商品がネット通販されており、在庫があれば時間帯により即日あるいは翌日配達してくれ、重い商品も自分の玄関先まで運んでくれる。1年前頃大手物流業者が人手不足と従業員確保のため、ネット通販業者の即日配達から撤退し、運送費の値上等も実施したことが話題となった。
各業界では人手不足に対応するためにICTやIOT、AIの活用やロボット・自動化の研究が積極的になされている。しかしこれらが確実に進んでも問題がすべて解決するのかはわからない。私たちの生活は非常に便利になり、いつどこにいてもなんでも可能となってきた。人は便利になるとそれが当たり前となり、それを失うのを嫌がり、他に便利なものがあればすぐ乗り換える自分がいる。人々の要求に答えるために様々な技術が開発されてきたが、今一度この便利さは本当に必要かゆっくり考えてみる機会となった。