レーダ探査

Ground Radar

レーダ探査業務は、地中に電磁波を放射しその反射波を受信することにより地中の情報(空洞、埋設物、埋設管)を明らかにします。
弊社は、豊富な経験とノウハウを活かして対象物毎に適切な周波数(アンテナ)の設定を行い、最良のデータをご提供いたしております。

レーダ探査の方法

  • ・レーダ探査は、地表面の測線に沿って探査装置を走査させて行います。
    探査装置を測線に沿って移動しながら、送信アンテナから電磁波を地中に照射し、性質の異なる境界で反射した電磁波を受信アンテナで捉えます。

  • ・電磁波の周波数は、探査深度や対象物に応じて100~400MHzの範囲で適切に設定します。
    送信周波数が低いほど探査深度は深くなりますが、一方、送信周波数が高いと分解能は高いが、探査深度が浅くなります。
    例)地質構造を把握したい場合は周波数を低く、鉄筋を把握したい場合は周波数を高くします。

レーダ探査の特長

  • 地中レーダ探査は、探査深度や対象物の比誘電率、障害物等の周辺条件に応じて適切に周波数を設定することが重要です。弊社では、経験豊富な技術者が事前調査を行い、適切な周波数を設定いたします。
    また、異常反射が認められた箇所では、掘削やボアホールカメラ等による対象物の確認調査もご提供いたしております。

レーダ探査の業務内容

  • ・事前調査(対象範囲、対象物等の把握)

    ・レーダ探査の実施

    ・解析(反射断面図を作成し、対象物の位置・形状等を推定)

    ・異常反射が認められた箇所で必要に応じて詳細調査を実施

    ・作業報告書の作成・提出

レーダ探査業務の流れ

  • レーダ探査は以下の手順で実施いたします。

  • 【STEP.01】

    対象の把握

  • 【STEP.02】

    既存資料調査

    建設時の設計・施工図書、補修工事記録、既存点検結果等の資料を収集・整理いたします。

  • 【STEP.03】

    探査計画の作成

    探査測線図等を作成いたします。
    内容につきましては、弊社技術社員がお客様にご説明をさせて頂きます。内容、費用ともに了解を頂いた上で業務に着手いたします。

  • 【STEP.04】

    周波数の設定、比誘電率の設定

    探査深度、対象物の種類、大きさに応じて周波数を設定します。

  • 【STEP.05】

    対象地域の地表面をアンテナで走査

    電磁波を地中に照射し、性質の異なる境界で反射した電磁波を受信アンテナで捉えます。

  • 【STEP.06】

    反射断面図作成

    計測した反射波を連続的に並べて反射断面図を作成します。
    反射断面図(参考図)の反射特性の相違、形状から空洞等の地下構造を推定します。

  • 【STEP.07】

    必要に応じて確認調査計画の立案も行います。

ボアホールレーダ探査

Radar

ボアホールレーダ探査の方法

  • ・ボーリング孔内に電磁波を送受信できる一体型アンテナを挿入し、ボーリング孔内を連続的に探査するものです。

ボアホールレーダ探査の特長

  • 地表から行うレーダー探査では確認できない深部の状態や、地中深くの埋設物の確認に用いられます。
    状況に応じて、鉛直磁気探査や各種の検層を組み合わせることにより、より精度の高い結果をご提供いたしております。

ボアホールレーダ探査の業務内容

  • ・事前調査(対象範囲、対象物等の把握)

    ・ボアホールレーダ探査の実施

    ・解析(反射断面図を作成し、対象物の位置・形状等を推定)

    ・探査報告書の作成・提出