橋梁点検
橋梁点検は、定期的に実施することにより、早期(損傷する前)に補修や補強を行い、損傷の拡大防止、維持管理費用削減、構造物の長寿命化を実現します。
弊社では、各種調査・探査技術を生かして、精度の高い点検結果を迅速かつ安価にご提供いたしております。
橋梁点検の方法
橋梁点検の主な方法は以下のとおりです。(道路橋の例)
定期点検
- 点検項目
目視や打音、レーダ等を用いて、亀裂や破断、剥離、ゆるみ、変位等を点検します。 - 損傷程度の評価
部位、部材の最少評価単位毎、損傷の種類ごとに損傷の状況を把握して損傷程度の評価を行います。 - 対策区分の判定
構造上の部材区分又は部位ごと、損傷種類毎に対策区分を判定します。 - 健全性の診断
Ⅰ健全、Ⅱ予防保全段階、Ⅲ早期措置段階、Ⅳ緊急措置段階の区分を行います。
特定点検(三大損傷に対する点検)
以下の三大損傷個所を点検により抽出します。
- 疲労
コンクリート床版や鋼部材に繰り返し荷重や集中荷重がかかることにより疲労損傷します。 - 塩害
塩化物イオンによりコンクリート中の鋼材が腐食しコンクリートのひび割れや剥離を引き起こします。 - アルカリ骨材反応
ナトリウムイオンやカリウムイオンなどのアルカリ金属イオンが、コンクリート骨材なかの特定の鉱物と反応して膨張をし、コンクリートにひび割れを生じさせます。コンクリート内部の鉄筋が破断する場合もあります。
橋梁点検の特長
橋梁点検は、地盤、コンクリート、鋼材、化学など幅広い知識と経験が必要とされます。早い段階で、重大な損傷につながるようなひび割れ等の兆候が認められる個所を抽出することが重要であり、これには熟練した技能が必要です。弊社では、経験豊富な技術者が点検作業を実施いたします。
また、点検結果を踏まえた保全計画や今後の点検計画についてもご提案いたしております。
橋梁点検の業務内容
- 事前調査(設計・施工図書、修正履歴等の資料を収集・整理します。)
- 点検計画の作成(点検箇所、項目、方法を記載したものを作成します。)
- 点検の実施(結果に応じて詳細点検をご提案いたします。)
- 対策区分の判定(点検結果に基づき、早急に修繕が必要な個所の抽出を行います。)
- 健全度診断(健全、予防保全段階、早期装置段階、緊急措置段階に区分します。)
- 点検記録帳票作成
- 作業報告書の作成・提出
橋梁点検の流れ
橋梁点検の納品・成果物
- 点検記録表
- 作業報告書
- 電子納品、点検結果のデータベース化にも対応しております。
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橋梁点検の目的や現状にあった調査方法や計画をご提案いたしております。ご相談・お問い合わせ、資料請求は、お電話とメールフォームより承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。