活構造調査
日本の陸域および沿岸域には、約2,000という多数の活断層が分布しています。しかし、地下に隠れて地表に現れていない活断層や確認されていない(小さい)活断層もたくさんあります。一般的には、構造物を建設する際には活断層をさけて計画・設計を行います。
弊社では、活断層の有無と活断層が確認された場合はその規模(長さ、幅)、走向等についても調査を行い地形図や現場写真を用いて分りやすくまとめた資料をご提供いたしております。また、活断層調査結果を踏まえた構造物の計画・設計に対するアドバイスもご提供いたしております。
活構造調査で抽出する地形
活構造調査は、まず空中写真判読により平坦地の段差や谷や尾根の左右の食い違いをチェックします。川や海の作用つまり浸食や堆積の作用で説明できない地形が見つかれば、活断層である可能性があります。活断層の可能性がある地形がある場合は、現地でさらに調査を行います。
活構造調査の特長
活断層調査には、専門の知識を必要とします。弊社では地質を専門とする経験豊富な技術者が対応致します。
弊社では、トレンチ調査やボーリング調査、各種物理探査も自社で実施しており、現地踏査の結果を踏まえて、必要な場合にはこれらの現地調査の提案・実施も行っております。
活構造調査の業務内容
- 空中写真判読
重複して撮影された2枚の空中写真を5~6cm程度離して並べ、右目で右の写真を、左目で左の写真を見ることにより、画像が重複され立体的に見えることを利用して地形を判読します。 - 地表地質踏査
現地を踏査して活断層の痕跡を調査します。 - トレンチ調査
活断層位置と想定される付近において、深さ数メートル程度の溝(トレンチ)を掘り、その溝面に見られる地層を観察します。 - 総合解析
活構造調査の流れ
弊社の活構造調査は、「疑わしきは抽出する」をモットーにしております。
- 資料調査
都市圏活断層図(国土地理院)等を用いて既往資料調査を行います。
- 空中写真判読
国土地理院の空中写真を用いて行います。
- 現地踏査、トレンチ調査
Step2の空中写真判読結果から「活断層」と疑われる地形がある場所を踏査します。必要に応じてトレンチ調査を実施します。
- 総合解析
- 報告書作成
活構造調査の納品・成果物
- 活断層位置図
- 調査報告書
- 電子納品やGIS等への対応も行っております。
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活構造調査の目的や現状にあった調査方法や計画をご提案いたしております。ご相談・お問い合わせ、資料請求は、お電話とメールフォームより承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。