INTERVIEW

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STAFF INTERVIEW社員インタビュー

INTERVIEW .02

中国四国支店 地盤調査 H.Oさん(2016年度入社)

技術者として勤務。学生時代に地盤の研究室で学んだ海底地盤に関する知識が活かせると考え、「海のKOA」として洋上調査にも強い興亜開発に新卒で入社。9年目の現在は、さまざまな現場に対してより高度な提案が行える「地盤のスペシャリスト」を目指し、中国四国支店にて活躍中。

主な業務内容

  • 図面・資料作成

  • 現場管理

  • データ整理・解析

  • 報告書作成

得られた結果が良いものか悪いものか。データを吟味して活かし、安全性への判断も委ねられる。その責任こそが、私たちの仕事です。 得られた結果が良いものか悪いものか。データを吟味して活かし、安全性への判断も委ねられる。その責任こそが、私たちの仕事です。

私たちの調査結果をもとに、その場所に構造物が建つ。
工事が終われば「無事に完了したな」と感慨深いんです。

まだまだわからないことや新たに知ることが溢れていて仕事をしながら、学び続けています。

入社当初は名古屋の中部支店に所属していました。その後希望を出して、今は地元に近い中国四国支店に勤務しています。私は、技術者としての入社なのですが入社前、あまり現場に出るイメージがなかったんですね。現場で実際にボーリングマシンを使って掘るのは、現地調査のオペレーターなので、技術者は内勤ばかりであまり現場には出ないのかなと思っていました。ところが入社してみると、現場の下見、作業期間の開始時、作業終了の判断、他にも要所要所など思っていた以上に外での仕事が多かった。現場も多種多様で山から海の現場まであって、物理探査などにも携われ、学びも多い。実は、こういうところも会社の好きなところで、感謝もしていますね。

調査の前にはその土地の文献から地質を調べる。
実際に掘ってみるとまったく違う地質が出てくることも。

私たちは調査前に、その土地に関する文献を読んで、どんな地質なのか把握します。しかし実際に掘ってみるとまったく違う土層や岩盤が出てくることがあるんです。資料が書かれた当時も実際に掘ってみるなどの調査をしているでしょう。それでも違う地質が出てくる。そこで初めて、実際の地質の状況がわかる。そして次に、なぜその地質がそこから出てきたのか、それを調べる。するとその地質の成り立ちなどがわかってくる。理由はさまざまですが、そんな新しい発見があるのもこの仕事の面白さのひとつですね。

先輩や上司に相談しやすい、話しやすい雰囲気が好きなところ。
知見がないことでも、先輩に聞きながら進めています。

お客様の要望に対しどんな調査を行うのか。
場所や時期によって、天候や機材搬入、調査期間など厳しい条件をクリアしなければならない。

ある豪雪地帯のダム湖の中で調査をしたことがあります。水がなくなり陸地になった地点でのボーリングの作業ですが、春になると雪が溶けて水位が上がってくるため、調査は水位が下がる冬の間に行います。そのため調査できる期間が限られています。水位の変動を見ながら、あらかじめ調査可能な日を予測して、機材搬入や調査の計画を立てるのです。ところが調査日に雪が降ってしまうこともあります。そんなときは除雪作業をしながら調査をします。

予算や天候などとの駆け引きがあり、そこが面白い。
限られた条件の中での調査がうまくいくと、やはり嬉しい。

調査期間は2週間ほどですが、水位が上がる前に終わらせる必要があります。そのためにボーリングの機材や人員を増やそうとすると、予算との相談になります。いろいろなところに駆け引きがあるのです。ボーリングマシンは何台必要か?搬入ルートはどうする?どういう順番で調査を進めていくのか?計画段階からさまざまな駆け引きがあり、賭けのような部分もあるので、無事に終わるとやはり嬉しいですね。そこがやりがいでもあり、面白さでもあります。大学の研究室では土質を学んでいたため、地質は勉強していません。分野が少し違うんですね。しかしこの仕事では地質学的な知識が求められることも多いのです。そういうときは地質に強い先輩に相談しながら進めています。話しやすい環境もあり、大変助かっています。

この分野は、調べれば調べるほど知らないことがたくさん出てくる。
毎年のように新たな学びがある。

社員にとって働きやすい職場にしようという会社の意思や姿勢、取り組みがしっかり伝わってくる。

会社全体の雰囲気や、上司や先輩との関わりやすさ、制度なども含めて働きやすい環境だと思います。現場によっては朝早いこともありますし、残業をすることもあります。 しかし残業規制や労働時間短縮など、働き方改革という面では結構、進んでいる印象です。仕事とプライベートの区別もつけやすいですね。働きやすい職場にしていこうという会社の意思や姿勢はしっかり伝わってきます。

専門職だからといって臆する必要なし。
仕事を通じて学ぶ機会も多いので、ぜひ挑戦してほしい。

この仕事は調査結果を出すことがすべてではありません。それだけでは意味がない。その結果がどうなのか、データを吟味して活かさなければなりません。
だからこそ専門的な知識が必要なのです。そして専門知識は、広げようと思えばいくらでも広げられます。深めようと思えば深められるし、何かひとつに特化して深めようと思えば、それもできる。そんな仕事です。私は9年目ですが、まだまだわからないことも多く、新しい学びもたくさんあります。興味がある人には、ぜひ飛び込んでほしいですね。専門職だからと臆する必要はまったくありません。仕事の中でいくらでも学んでいけます。ぜひ、挑戦してほしいと思います。

ある1日のスケジュール

※現場によってスケジュールが異なる場合がございます。

興亜開発の好きなところを3つ教えてください?

上司や先輩に相談しやすい環境、いろいろな場所(現場)に行ける、自分で考えて業務を進められる(工期は厳守!)。

やりがいを感じる瞬間は?

私達の仕事は目に見えて形に残るような仕事ではありませんが、私達が調査した成果をもとに、構造物が施工されている、災害の復興が進んでいるのを見たときですね。自分の仕事の重要性や責任を認識し、やりがいを感じられます。

記憶に残る失敗談?

記憶に残るというか、就職して最初の方に何回かやってしまった失敗で、資料をメールで送る際に、資料を添付せずに相手に送信していたときです。自分で気づくときもありましたが、相手から連絡をもらって気づくこともありましたので、今は送信する前にしっかりと確認するようにしています。

入社後のギャップは?

内業の多い仕事かなと思っていましたが、想像していたより現場に出ることも多かったことです。現場を見ること、その特徴を知ることが調査をする上で重要であることを学びました。

休日の過ごし方は?

休日は、ドライブや映画鑑賞をすることが多いです。広島に来てからは野球やサッカーを時々観に行くようになりました。

上司からの一言
中国四国支店 技術部 技術部長 
H.Tさん (2013年度入社)

Oくんは、現場トラブルや不測のトラブルにも素早く、冷静に対応する能力が高いですね。
このままの姿勢を崩さずいろいろな現場を経験すれば、コンサルティング力もさらに向上していくと思います。提案力のある技術者として、頑張ってほしいと応援しています。

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