INTERVIEW
社員を知る
STAFF INTERVIEW社員インタビュー
INTERVIEW .04
関東支店 土壌環境部 T.Hさん(2021年度入社)
大好きな水と魚の環境を守るべく、土壌環境部に所属。学生時代は、水力発電の社会的有用性について研究。休日は、各地の水族館を巡るなど、魚や水への興味が尽きない。汚染対策分野をワンストップで担える人材になるべく、奮闘中。
主な業務内容
-
調査計画作成
-
現地調査、
現場管理 -
室内試験指示
-
図面・資料作成
もともと環境分野のプロフェッショナルになりたかった。
その夢を興亜開発は叶えてくれた。
新卒時に入社した会社で環境への思いが募る。
今は興亜開発で、好きなことに関われています。
学生時代は理科全般を学んでいました。理科、物理、生物、化学、地学を包括的に学んで、最終的には、水力発電の社会的な立ち位置や、どういった場所に設置できるのかということ、社会的有用性の研究を主にしていました。新卒時には興亜開発とは別の会社、物理的な観点から土やインフラに関わる会社に入社したのですが、少々ミスマッチでした。もともと環境をやりたかったという思いがあり、その会社も環境の部署があるため水環境に携われるかなと思っていたんですけれども、そうではなかった。やはりどうしても環境というところから離れられないというか、その方面でエキスパート、プロフェッショナルになりたかったというのもあり、転職を考えていた時期、興亜開発から声をかけていただき入社しました。
土地の状態を評価するのが仕事。
土壌環境部ですが水にも関われて満足しています。
現在の業務は、簡潔に言うと、その土地が汚染されているかどうかを確認する仕事になります。どうしても汚染物質を扱わざるを得ない事業があるのですが、そういった事業を行っていた建物等々を廃止する時や土地の用途を変更する際には、その土地の状態を評価する必要があります。これは法律で定められており、我々は各法律に基づいて土の汚染状態を調べるというわけです。環境リスクアセスメントといった側面もある仕事ですね。土と一緒に、もちろん水質のモニタリングも行います。土の下の地下水を見る機会も非常に多くある。そういった面では、希望通り直接水に携われていますね。自分としては、もうだいぶ満足しています。
やっぱり一番大きいのは、汚染を確実に取り除いて、
そこがきれいな土地であると評価された瞬間。
そこにやりがいを感じています。
調査結果に応じて対策も実施。
土の入れ替えや、微生物の力を借りることも。
土壌環境調査では、まず汚染があるかどうかを調査します。汚染がない場合はそこで調査を終了しますが、あった場合は「対策」へと移行します。対策にもいろいろな方法があって、土の入れ替えを行う場合もあります。ただ、物理的に土の入れ替えを行えない場合もある。そういったときは、たとえば土地の境界に鉄の板や井戸を設置して、水を揚水することで地下水を外に逃がさないといった方法もあります。また、地下水に薬剤を投入して微生物を活性化させ、微生物の力で土を浄化するという場合もあります。調査結果に基づき、土地の状況に合わせた対策を選択し、実行するのも私たちの仕事です。
汚染対策には行政機関の厳しい確認が入ります。
だからこそ、問題がなかったときの達成感は大きい。
私が担当したプロジェクトで、その土地の土を丸ごと入れ替える対策を行ったものがありました。この場合、「最終的に汚染された土を完全に取り除けたか」の判断をするのは各自治体(行政)になります。この審査が本当に厳しい。平面的に見て該当する土は、もう一粒も残らず取り除かないとならない。残っていると指摘され、作業が全てやり直し。対策作業は、とてもシビアな管理になるわけです。さまざまな状況がある中、試行錯誤を重ねて、行政からの指摘があった場合にもしっかり回答できるように準備する必要もあります。だからこそ、行政機関からの指摘がなく、「汚染物質が取り除かれた」との告示が出たときは「おおっ」となりますね。とても感慨深い瞬間ですし、やりがいを感じます。
SDGsの浸透もあり、今、水環境の多様性が注目されています。
その土地に触れる人が笑顔になれるように。
その一端を担えることを誇りに思っています。
公害は、誰も幸せにならない。
調査はもちろん対策もできる人材に。
私が持っている公害防止管理者の資格もそうですけど、公害ってもう誰も幸せにならないんです。休日は各地の水族館を巡ることが多いのですが、その近くには河川や海があることもある。もしも、その水が汚かったら「げんなり」しますよね。直接嗅覚にもくる。いくら土壌、地下水を守っても、それだけで全てが防げるわけではありませんが、私の仕事は、少なくともその原因の一端を未然に食い止めている。そこに誇りを感じています。その土地に触れる人が笑顔になることが一番かなと思いますので、将来的には調査はもちろん、汚染を除去する対策についてのスペシャリスト、汚染の対策に関わる全てをワンストップでできるような人材になりたいと考えています。
ワークライフバランスが取れる環境で
好きなことと、とことん向き合う。
自分が感じる興亜開発の働き方や福利厚生は、5段階評価中4か5ですね。まず、働きやすさでいえば、人間関係がかなり良好だと感じています。上司は質問すると必ず手を止め、質問に答えてくれる。対人関係の良さが、働きやすさにとてもプラスになっています。業務が集中した場合の再分担もあります。福利厚生もかなり充実していて、先日行った社員旅行では帝国ホテルのビュッフェやクルーズ船での海遊なんてのもありました。もし、私と同じように水や環境が好き、興味があるという方がいらっしゃいましたら是非興亜開発に来てください。もちろん簡単な仕事ばかりではなく、覚えることもたくさんあります。でも、環境が好きだという情熱があれば、きっと自分の得意分野を見つけられます。たくさん楽しく仕事もできると思います。皆さんと一緒に、好きなことにとことん向き合えることを楽しみに待っています。
ある1日のスケジュール
- デスクワーク
- 現場
※現場によってスケジュールが異なる場合がございます。
※現場によってスケジュールが異なる場合がございます。
興亜開発の好きなところを3つ教えてください?
和気藹々とした雰囲気の中で働けるところ 自身の裁量を持って仕事を動かせるところ(休みも取りやすい) 早くから規模の大きい仕事に挑戦できるところ
やりがいを感じる瞬間は?
土壌汚染の除去を完了し、「汚染のない土地である」と正式に認められた瞬間に圧倒的なやりがいを感じます。なぜなら、土壌汚染の除去は簡単にできるものではないからです。実際に土壌汚染を除去しようとなると、技術面、費用面、安全面等において様々な困難が生じます。その困難に正面から向かい合い、時には上司・先輩の助けを借りながら、自身で考え解決していくプロセスはかけがえのないものだと思います。土壌汚染の除去が完了した土地をお客様に引き渡し「ありがとう」と言っていただいた時も、大きなやりがいを感じます。
記憶に残る失敗談?
下調べと準備が万全でない状態で現地調査に臨んでしまい、上手く業務をこなせなかった時がありました。直前になって担当者が変更となり、時間に余裕がなかった点はありますが、私より経験豊富な方々と共に業務に当たることとなっていたので「なんとかなるだろう」という姿勢で現地調査に臨んでしまいました。結果として、現地で統率が上手く取れず、業務遂行速度が低下してしまいました。仕事における「責任」の意味を再認識し、自分が中心となって業務に当たることの重要性を強く認識する経験となりました。
入社後のギャップは?
土壌汚染の業務に携わるにあたって、予想していたより多くの知識が必要になることにギャップを感じました(笑)。汚染物質の種類や、存在している状態、周辺の地質状況等によって、土壌汚染のケースは多岐にわたります。汚染物質ごとの調査の進め方や、汚染の除去の方法、汚染を除去せずに土地を利用する方法等、毎日が新しい発見の連続です。
また、内勤(計画・準備・データ取りまとめ等)、現場作業、行政対応(打合せ、検査等)のバランスがとれていることもギャップに感じました。前の会社は、現場作業9割、その他が1割でした(笑)。
休日の過ごし方は?
魚(淡水魚)が好きなので、よく水族館に行き魚を観察しています。観賞魚の市場において淡水魚といえば熱帯魚が主流ですが、日本産淡水魚(日淡)も負けず劣らず美しく、面白い種が多くいます。観察し、図鑑でより詳しく調べることによって、常識では考えられないような生態を知ることができます!関東近郊の水族館だと、カワスイ(神奈川県)、なかがわ水遊園(栃木県)、イヨボヤ会館(新潟県)がオススメです。
日曜日は基本的に限界スポーツ、限界サイクリング、限界行動のいずれかをしています。限界スポーツでは、限界バドミントンや限界テニス、限界野球等が挙げられます。短い時間で限界までやるので、休憩時間は全て筋トレになります(笑)。意識が朦朧とするときもありますが、凝り固まった体をほぐせるのでとても気持ち良いです!限界サイクリングでは、長期休暇等を利用して自転車を漕ぎます。社会人になる前は千葉~博多間を漕いだりしましたが、最近は近場で漕いでいます。直近だと、4日間で四国を回る等しました。ジャンケンで同行者の荷物を全て背負ったりするので、とても気持ち良いです!